2012年9月 亘理町荒浜訪問の記録

宮城県亘理町荒浜地区は、東日本大震災の津波で大きな被害を受けました。私たち樹林ワンパクは、津波の影響で校舎が使用できない状態になっている荒浜小学校へのチャリティを通して、荒浜の皆さんとの親交を深めてきました。このたび2012年9月15日・16日にも荒浜を訪れてきましたので、こちらに現地の様子を掲載いたします。

 

樹林ワンパクの支援先、荒浜小学校。津波で被害を受け、生徒は別の学校の校舎を使っています。来年度から再開予定だそうです。

まだ手入れはされていないようです。

荒浜小の体育館は、床の下に溜まった水を抜くのが遅れて、床が歪んでしまったそうです。地域の復興イベントでは使えるけど、学校としてのイベントは出来ないそう。

春に訪れた際にこの辺りにあった瓦礫の山はなくなっていました。

海岸近くのわたり温泉鳥の海。休業中です。

鳥の海のすぐ近くの荒浜海水浴場。震災前に、遊びに来てみたかったです…

同じ位置から荒浜を振り返ります。左奥にはらこ飯の鮭もとれる荒浜港があります。

海岸沿いは、工事中です。

反対方面。

荒浜のみなさんと市民まつりの打ち合わせです。頼りになる漁師さんも駆けつけてくれました!

消防団の高城さん、なんと55年のお務め、ご苦労さまでした!おめでたい日に来れました。

代表の吉田と、荒浜でお世話になっている加藤さん。写真のみなさんは全員、市民まつりの日に和光市まで来て下さります。

樹林ワンパクは、代表の吉田が震災時に、こちらにボランティアに来たことがきっかけで始まりました。奥に見えるのが荒浜小です。

ただ、この辺りの津波から残った家も、堤防と災害時のための道路拡張で、道路沿いは立ち退かなければならないようです…交渉は続いています。

堤防の建設は始まっています。せっかく津波から残った、荒浜に根ざした地域のみなさんの家です。なんとかならないのでしょうか…

元祖荒浜、はらこ飯。まだ時期じゃないと思っていたのですが、作って下さりました。現地の方のつくるはらこ飯は、別物です。本当に美味しくて、一度食べたら忘れられません。


荒浜のみなさんの震災はまだまだ続いているし、それに対して私たちができることなんて無いに等しいのかもしれません。でも、これまでの樹林ワンパク、そして昨年一緒に参加した市民まつりを通して、私たちと荒浜のみなさんの距離は確実に近くなっています。2012年の市民まつりも、荒浜のみなさんと一つになってはらこ飯ブースをつくり、なにか少しでも同じ気持ちを共有できたらと思います。当日はみんなで楽しみ、そしてぜひ多くの和光市民の方に荒浜の味を食べていただきたいです!

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